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ドンドン

只今、今週の園長便りを書いていたのですが、記事にする本の中に「自然・五感・ことば」という章がありました。その章を要約すると、「戸外に出ると様々な言葉を引き出すチャンスがある。暑い。寒い。黒い。白い。ふわふわ。ざらざら等。『風が気持ちが良いなぁ』なんていうフレーズが、子どもの口から自然と出るようになったら、それは五感を言葉で表現する力がついてきた証拠。子どもが経験したことが言葉になり、いずれ親もビックリすることになるでしょう。」

この章を読んで、昨年の夏タカシ先生は親として4歳の息子にビックリさせられた事を思い出しました。

その日は、暑い日でした。夕方近くになっても気温は下がらずお日様はギラギラと私と息子を照らしています。2人で知り合いのお宅にお出かけしたのですが、到着してもあまりの暑さに息子は車から降りようとはしませんでした。ちょっとしたお届け物でしたので、息子をクーラーの効いた車に残し届け物を済ますと、知り合いは律儀にも玄関を出て私達を見送ってくれたのです。

そんなご丁寧なお見送りに、息子を車の中から挨拶させるなんて失礼なことは出来ません。私は息子に車から降りて挨拶するように促しました。すると息子は空を見上げてこう言ったのです。

「お父さん、今日は太陽がドンドンと暑いから出たくないんだよ。」と。

すかさず空を見上げると、太陽が西に傾きはじめ真オレンジ色をして、私達の周りを熱気で包んでいました。確かにその西に傾き始めた真オレンジの太陽は大きく、タカシ親父が感じた「ジリジリ」というよりは「ドンドン」という風に見えます。

「我が息子ながら、良い表現をするなぁ。」と関心しつつも、車のドアをあけ「ドンドンと暑いお日様の下で挨拶をしなさい。」と言ったのですが、息子はガンとして車から降りようとはせず、タカシ親父は知り合いに「申し訳ない」と頭を下げて、ドンドンと2人を照らすお日様と、知人にお見送りされ帰途につくのでありました。

息子が五感に優れているなんて全く思いもしませんが、ふとした時の子どもの表情や表現に、皆さんもビックリした経験ありませんか?